オタク的想像力のリミット: から問う 宮台 真司 辻 泉 岡部 大介 伊藤 瑞子

昔あったオタク研究の本を読もうとしたら、 これが出てきたので、こちらを読む事にした。

様々な作者が様々な角度からオタク文化について書いている。

萌えオタ(Anime-game-comic)に限らないオタクについて取り上げられていて、 例えば、鉄オタは、鉄道が日本に導入されるより前から発生した話などが面白かった。

また、海外のオタについての記述も勉強になった。 アメリカのアニオタは頻繁に上映会をやる文化があるのは知っていたが、 これがVHSでアニメが輸入されていた頃の名残だったり、 オタクオリエンタリズムという言葉は面白かった。

一方で、いくつかの章はとても適当な抜粋で作られていて、 やっつけ仕事感がでていて良くなかった。

もっとオタオタしい本があったらもっと読んでいきたい。