紙の動物園 | ケン・リュウ

なぜこれを読む事にしたか

中国系SFが流行っていると聞いた。 自分もそのジャンルを読もうと思った。 一番有名な三体は貸出中だったので、 おすすめのコーナーにあったこの本を借りた。

どんな本か

中国で産まれ、アメリカに引っ越し、MicroSoftに就職した後、弁護士になった著者の短編集

紙の動物園

表題作。 悲しい話。 胃にドーンと来る。

中国系移民二世の友達がいたりすると、 話の解像度が高くなってより来る。

これだけでもこの本を読んだ価値がある。

すっかり忘れそうになるが、 良く考えるとこれはSFではなくてローファンタジでは?

もののあはれ

地球脱出船に乗ってる人たち。 主人公が日本人の話。 これは間違いなくSF。

月へ

2つの話が平行に進む。

結縄

アメリカ経済は汚ない、という話。

太平洋横断海底トンネル小史

歴史if物。

潮汐

小話

選抜宇宙種族の本づくり習性

説明文形式

心知五行

女の子が異世界を訪れるSF

どこかまったく別な場所でトナカイの大群が

イーガンっぽい話

円弧

永遠の命をもらった主人公の話

永遠の命をもらった宇宙にいる主人公の話

1ビットのエラー

テッドチャンっぽいと思ったら、章末に記述があった。

愛のアルゴリズム

これもテッドチャンにありそう。

文字占い師

紙の動物園にありそうな話。 社会批判っぽい。

良い狩りを

妖怪+スチームパンク