MicroServerのメンテナンス
自分用メモ
まえふり
10年ぐらい前に、NASを作るのに、HPのMicroServer(2世代目)を買って使ってた。
ところが、最近調子がわるいので、メンテナンスをした。
- ファンの音がうるさい。
- ディスクが遅い
ファンの音がうるさい
ケースファンがうるさいと思ったのでだけど、ちょっと調べたら、CPU温度がたかめだった。
CPU負荷をかけると数分で90℃を越えた。 70℃を越えると、ケースファンがまわりだして、 80℃を越えると、ケースファンがすごいうるさい音になる。
ケース内を見ると、 マザーボードにはヒートシンクはあるが、ファンはなくて、 ケースファン1つでHDDとCPUに風を送ってるようだった。
ケースファン自体はそこまでうるさくないように見える。
数分で90℃を越えるのはなんかCPUヒートシンクがおかしいように見える。 とりあえず、ヒートシンクを外して、グリスをぬりなおしてみた。
コアが露出してて、コアが欠けないか心配だった。
グリスを塗りなおした状況で、 負荷をかけたところ、20分ほど続けても65℃までしか温度が上昇しなかった。
一方で、負荷を止めたときの温度下降がゆっくりになった。 ヒートシンクがつながってなかったのかも。
NVMEを追加
このNASにはSSDとHDDがついていて、 HDDのキャッシュとしてSSDを使おうと思っていたのだけど、 ESXi ServerがRDMではなくてDataStreageとしてのレイヤをつけると、かなり遅くなるみたい。
今、HDDはRDMしてRAIDしてるけど、 SSDはDSにして、起動ディスクを入れている。
調べてみた所、実はSSD+DSの方がHDD+RDMより遅いみたい。
RDMのSSDを用意したいんだけど、 しかし、もうSATA端子がない。
調べた結果、NVMEはPCIEとプロトコル互換らしいので、 PCIEスロットにNVMEを差せるアダプタと、NVMEを買った。
買ったのは、アダプタが4ドル、NVMEがノーブランドの128GBで24ドルだった。 データが飛んでも、キャッシュなので問題ないし。
これを別マシンに差した所、400MB/sで読み書きできるようだった。 PCIe gen2x1で接続されているのだろう。
MicroServerだと、343.17MB/s
この状態で、NASにアクセスすると、 1段目として16GBのメモリにキャッシュされて、そこから溢れたデータがNVMEにキャッシュされて、 そこから更に溢れたデータはHDDにアクセスする事になると思う。
ベンチマーク取ろうとしたが、うまくメモリキャッシュをオフにしてベンチマークする方法が思いつかないので、 できてない。
隔週でノートPCのデータをunisonでバックアップしていて、 NASと手元の双方で変更点を調べるためにデータを舐めるんだけど、 今迄は、手元のNVMEでの差分は一瞬で取れているのにNAS側の差分待ちで待たされていたが、 そこがすごい高速になった。 これだけでも30ドル払った価値があると思う。
消費電力
いろいろ入れた状態で消費電力を測っておいた。 ワットチェッカーによると負荷をかけないで44Wぐらい、負荷をかけて55Wぐらいのようだ。 月1000円いかないぐらいかな。
まとめ
そろそろ買い変えようかなとも思ったけど、 これでまだ何年か使い続けられそう。